新竹ではとにかく沢山の場所に連れてってもらいました。
そもそも新竹ってばしょがどういうことかすら、ろくすっぽ調べてないままに
旦那さんについてった状態だったので、ほんとに何も知らなかったのですが、
まぁ現地のお友達のおかげで、コレまでの台湾で一番充実した二日間に!
二日目の夜はまた脅威深い所に連れてってもらいましたよーっ。
結構街中なんですが、お寺があるんですって。ふむふむ。
以前は神社仏閣に全く興味がなかったけれども、上海の豫圓でアホ程の
労力つぎ込んだ造形物を目の当たりにしたり、お伊勢さんにて尋常ならざる
空気に触れてから、少しばかりは興味を持つようになったのでこれは楽しみ。
お寺にいくんだよね。今から。
うんうん、賑やかな街並だね。
あ、新竹名物の米粉(ビーフン)専門店もある!風の街・新竹ならではの
ビーフンが出来るって言ってたもんねー。賑やか賑やか。
色んなお店があるもんだねー。
怪しげな日本語のお店もあって、見てて飽きない。
「味覚は新しく体現してぃる」
この場合は特に小さい「ぃ」がポイントですかねっ。
高度な日本語を使われておられるっ( ・`ω・´)b
で、お寺はどの辺にあるんだって??
あ…???
あぁあっ?!
もしいやこの右やかな出店に取り巻かれてる所がお寺なの?!(´⊙ω⊙`)(笑)
中に入ると、おおっ、お寺だ!(寺やっちゅーとるやんけw)
しかも旧正月明けの大切なお祝いの日(確か満月とか言うてた?)直後で
飾り付けがものすごく賑やか♪
立派なお寺やないのー!それをあなた、あんな(と言うたら失礼ですが)
出店に取り囲まれてて大丈夫なのか(・∀・; いや、大丈夫そうである。
よくよくお寺内の有難い装飾箇所などを見ていると。。。

ん…?????
んんん???!!!
カニだーーーーー!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ(笑)
お寺にカニっ。このお寺さんは食べ物の神様がおられるんかの?(笑)
台湾の豊受大神(とようけのおおかみ)差までもお住まいになって
おられるのだろうかっw
境内入り口に立つとこんな感じ。
お寺さんの前に若干のスペースがあるけど、即、フードコート!!
なんと有難いお寺なのか!!!(笑)
右を見ても左を見ても、飯屋飯屋飯屋!!!
すーばーらーしーいーーーー!(笑)
あっちこっちで色んな物が作られていて目移り三昧。
ご家族経営でやられている小さなお店が寄り集まってて、看板娘
さんも元気にお手伝いしてました(^・^) 即お母さんが来て、
すいませんねぇ…と言いながら娘さんが拭き残したところを拭いていったり、
こぼしそうになりながら料理の皿を運ぶ娘さんを後ろからハラハラしながら
ついていったり、中々大変そうでしたが、娘さんはやる気満々(๑•̀ㅂ•́)و✧
かわいらしかったw
ここで食べたのは新竹名物のビーフンと、肉圓という、日本人がその色に
ビビって食べ損ね易いと言う一品w 私もちょろっとしか食べたことが
なかったので今一度。
ビーフンはこのシンプルさ。一定の出汁なりなんなりは吸わせてるようですが、
サラッとした醤油ベースのたれをかけるだけ。これが。。。うんまいのっ(笑)
多分ちらっと入ってる粒粒は豚の脂をカリッと焼いたやつかいな。その脂を
また全体に絡めてるんでしょうけど、それだけで十分おいしいっ。
ケンミンの焼きビーフンでも大層美味しいと私は思い続けて来たけど、
なるほど、こういう活き活きとした主張の強いビーフンもあるのね。
うまいわ。
そしてこちらが肉園。「バーワン」と言うそうです。
感じの読み方としては別の読み方があったように聞きましたが、
料理名としては「バーワン」で通っているっぽい。
何ぞのお芋の澱粉らしき物で皮を作り、その中には肉餡。
それにタップリかかるは紅麹餡。この「どピンク」が日本人ドン引きの
理由なんですが、紅麹って日本では取っても高級品。紅麹を使った
沖縄の豆腐蓉「お前、天然石か?!」ってくらいの価格。
しかし台湾ではそんなに希少な物でもないのか、なんだったらスーパーで
売ってるクラッカーとかにも使われてるくらいで、実に豊かな使い方を
しておられる様子。知らんかったわ。更にこのバーワン、透明でモチモチ
した様子の見た目からすっかり蒸すか茹でるかしてる物かと思いきや…?
なんと、揚げてる?!
しかもかなりの低温。ブツを入れても泡立ちもしなければ、ジジっとの
音もしない。揚げてるの?!あの生地、揚げてあんなになってるの??!
焦げ目がないから恐らく最後まで低温で揚げているんだろうな。
なんで蒸すのじゃダメなんだろう、と思ったのですが。。。
そうか生地が水水しいので、余計な水分が入るとべっちゃべっちゃに
なるのかもしれん。その点油なら生地が持つ水分が熱を与える油を
弾いて生地の中の水分を増やしたりしない。言わば、表皮は油に
接しているけど、それを膜とした油の中での「蒸し物仕様」。
おおおおおお…。かつて天ぷらの名店にて、店主から「天ぷらは最高の
蒸し料理です」と言われたことがあってキョトンとしたのを思い出す。
なるほどな。焦げ目を付ける付けないはあれども、衣や、この場合は
生地の表皮と油の境目をバリアにしての蒸し料理。。。。
低温の油を蒸す事に使うのか。。。目からウロコや。。。
さて、それらを食べてちょっとお散歩した後に、そのお寺周辺から
ちょっと逸れた小道に入った小伊勢に案内されましたよ。
絶対来ぃひん。なんか薄暗い古くからある市場の一角みたいな所で、
業者さんしか入らへんようなとこ。でも行列してる。どうやら台湾で
ポピュラーな調味料、沙茶醤(サーチャージャン)を作ってこの道50年、
というお店らしく、なかなかの雰囲気。
だけど、調味料のお店に来てどないすんやろ?と思いましたら、
こちら、沙茶醤を使った牛肉鍋ってのが売り物らしい。
またそれが朝〆ホヤホヤとかで、薄切りにした牛の赤身肉はしゃぶしゃぶ
的にちょっとピンクの状態で食べても大丈夫なんやで、とのご紹介。
うん、以前メルマガ(http://www.mag2.com/m/0001678179.html
バックナンバー「生肉欲」)でも話した通りに、新鮮だからどうのという
だけの話でもない気はするのですが、まぁあれだ。鮮度云々に気を使って
売りにするのは、南国にあっては貴重な要素。
ましてやタイで生レバー食ってる人間がなにをかを言える道などございま
せんので、今回も大変嬉しく頂きました(苦笑) ま、肉部分やしな。
(だからそれも安心要素ではないってばっw)
お店はかなりの超満員。英語は殆どつうじなくて、現地の人が一緒じゃないと
かなりハードル高そうでしたが、まぁ漢字なんで何とか分かる。鍋を頭数より
少なめに頼んで、あとはお肉や野菜を単品頼み。肉はもちろんのことですが、
ここは肉団子もおいしいってことでそれも注文。
これが話題のサーチャーです。鍋のスープ自体にも溶き込んであるのですが、
そんなに濃くはしていいので、漬けダレにも沙茶醤。香りが良いわ(^・^)
ヒラメなどの白み魚を乾燥させて粉末状にしたのなどもタップリ入って
居る為に、出汁に入れても良いお味が出るんでしょうな♪
トマトの入ったスープですが、ベトナムのカインチュアの様な酸っぱさはなく、
コッテリなりがちな全体をちょっとサッパリする為の役割の様子。白菜とかは
バンバンて出ちぎっていれちゃいます( ・`ω・´)b
そして、肉っ。
ベローン(笑)
ちょっと照明の都合であまり美味しそうに撮れなかったのが残念ですが、
真っ赤な綺麗なお肉でした♪ 薄さはシャブシャブほどは薄くないけど、
むしろこれ、熱を入れると食べ応えがあって、噛み締めた際に牛の旨味が
ジジッと出て来て良い感じ(^・^)
この太いチャンポン麺みたいなのの焼きそばも名物らしいのですけども、
これも沙茶醤味(笑) 育ち盛り男子がメチャクチャ好きそうな味(笑)
そして人気の肉団子。これ、最初魚のすり身かな?と思ったんだけど、
牛肉でできてるんですって。でも食べた感じはかまぼこのような、滑らか
且つ、キチキチした食感でとても牛肉とは思えない。でも味は牛肉(笑)
特にコレを死ぬ程食べたい!とは思わんかったが、どういう加工をして
いるのかには興味津々。牛肉の、しかも油の少ない部分を使ってそうなのに、
どうやったらあんな滑らかになるの????
面白かったのはガスコンロ。
日本のものらしいけど、見た事無い。
そして「昭和から使い続けられてます感」すごい。
更にこれ、カセットコンロじゃなくて、ガス管で供給されてるタイプ
なんだけども、つまみを調整しなくても、勝手に急に火が小さくなったり
ブオオオオオオ!!!と大きくなったりしてビックリする(笑)
あれかしら。昔のNYネットカフェみたいに、その時店内に居る人数が多く
なったら供給が細って、人数減って利用者が少なくなると供給大になる、
みたいな?(絶対違う)
こちらの意志と関係なく且つ、何時何時火の加減がどうなるか
わからないので、スリルのあるお鍋となっております(・ω・)ノ
しかしそれにしても新竹恐るべし。
賑わいも楽しい門前街から客家の文化、夜市の賑わい、港の豊かさ、
歴史を湛えた食文化。今まで全く知らなかった街だったのに大好きに
なったよ♪これもお友達のおかげじゃね。げに人の親切の力なり。
ありがたやありがたやー♪

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